妥協なき組織づくりのため、2ヶ月間集中で採用を実施!
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リファラル中心だった採用を方向転換し組織づくりを再出発
私は現在douzoの代表取締役を担っていますが、前職では特に組織づくりはしていませんでした。現在のような組織を成長させていく役割の原体験は、大学時代のサークル活動にあるかもしれません。体育会系のテニスサークルだったのですが、サークルというのは基本的に利害関係がありませんから、放っておいたらメンバーが好き勝手に行動してしまいます。そこで私は当時、メンバーに対して「共通する意味や価値、目的を与えること」を重視していました。当時の経験が、今の組織づくりにも生かされています。
一方、これまでのdouzoの採用に関しては実は失敗続きでした。創業当初からリファラルが中心だったのですが、リファラルで入社して今も活躍してくれているのは、現CTOのみです。そんな状態の中でも、現在のdouzoは事業がコロナ禍でピボットしていた時期を乗り越え、資金調達も終えた段階。改めて本格的に採用に力を入れることにしたのですが、まず何から手を付けたら良いのか、全くわからない状態だったんです。採用活動に「時間」と「頭」、両方のリソースを費やしすぎるのも避けたかったので、ここはRPO企業に一任しようと考えました。 自分自身が「採用の目」を持つためにポテンシャライトを選定
ポテンシャライトさんのことは、当社の株主を通じて知りました。きっかけは、株主に本格的に採用活動を開始したいと相談し、その方の出資先で一番伸びている企業の事例を教えてもらったことです。その企業は4ヶ月間採用に集中し、企業の担当者自身が「採用の目」を身に付けられた点が非常に良かったそうです。「同じような形で企業と伴走してくれるRPO企業といえば、ポテンシャライトさんだろう」ということで、紹介に至っています。
当社はすでにお話しした通り採用活動で失敗を繰り返していたので、特に「採用の目」という観点では、私自身が自分に対して疑問を持っていました。だったらうちも2ヶ月採用に集中して「採用の目」を身に付けようと覚悟を決め、ポテンシャライトさんにご依頼した次第です。ほかにも採用支援を行ってくれるプロの方は何人か知っていたのですが、やはり個人だと手や目の届く範囲が限られてしまうのがネックです。比較検討するまでもなく、ポテンシャライトさんにお願いしようと思いました。 採用状況に応じて二の矢三の矢を放ってくれるのが頼もしい
支援をいただいて採用を進めるといっても、採用ノウハウがゼロだったため、目標に向けてどのようなスピード感で進めたら良いのかは不透明でした。ですからポテンシャライトの担当者の方には、採用の数値目標だけをお渡ししていたような状態ですね。ざっくりとしたご依頼の仕方にはなってしまいましたが、結果として2ヶ月でマーケティング担当者とPdMを合計8名採用でき、非常にスピーディに採用を進められて感謝しています。毎週採用が決まっていたので、期待値は圧倒的に超えていましたね。
支援の具体的な内容は、採用ブランディングやジョブボードの作成などが中心です。例えば採用ブランディングに関しては、BtoC企業としての面白さやアトラクトポイントの打ち出し方についてしっかり要件定義をした上で、戦略立案を行ってくれました。これまではほとんど活用できていなかったWantedlyもフルリニューアル。ポテンシャライトさんはCSのような立ち位置で動いてくれました。 また、今回の採用は非常にスピーディに進んだだけに、スケジュールに空白期間が生まれてしまうタイミングが何度かありました。ポテンシャライトさんはそんなとき、間髪入れずに「次はこれをやりましょう」と臨機応変に次々と新しい提案をしてくれて。これは普通の受託企業ではできないようなディレクションだと感じました。 過去の失敗を礎に「妥協のない組織づくり」を目指す
今回の採用活動にあたって一番こだわったのは、どんなに優秀な人材でも業務委託からスタートするということです。これは以前の失敗を受けて、採用のリスクヘッジをしたいと考えたからです。というのも、実は当社には創業メンバーが一人も残っていません。フィーリングだけで定性的な採用を進めていった結果、実際に働いてみるとスピード感や目指す数字が会社と食い違い、会社から離れてしまう……というケースが何度もあったのです。
当時の反省は、とにかく採用を急いでしまったこと。今すぐ人的リソースが欲しいとしても、恒久的に伸びる企業を目指すなら、妥協してはいけなかったのだと痛感しました。コロナ禍でサービスが低迷する中で今一度採用について考え直す機会も得て、改めて「業務委託」からご参画いただくことを選択しました。 業務委託での採用時は、双方の見極め期間として試用期間を必ず設定しています。この試用期間中に「お互い難しそうであれば雇用契約を見直しましょう」と最初に全員に伝えています。その上で試用期間中は具体的に各人に明確なミッションを与え、それがクリアできたら基本的に業務範囲を広げてお任せし、完全に裁量をお渡しするというスタンスです。一見厳しく聞こえるかもしれませんが、これは、結果的に当社についてきてくれる人だけが残ることでメンバー全員が仕事をしやすくなりますし、組織がアンバランスになることも防げると考えています。 2021年の採用目標は達成しましたが、来年以降の事業展開によっては再度採用にドライブをかけるタイミングがあるかと思います。当社としては引き続き同じような採用スタンスでヒトの強みを活かした組織づくりを進めていきたいと思います。 |