バリュードリブンな評価制度設計でよりスムーズな採用を実現!
#スタートアップ #人事制度構築 #評価制度
採用拡大のためにバリュードリブンな評価制度の必要性を感じていた
永井様:FLUXの代表を務めている永井と申します。現在私の仕事は大きく3つで、人事組織・採用、資金調達などのファイナンス周り、プロダクト・事業の推進を担っています。
鷲田様:人事責任者の鷲田です。もともと私はエンジニアからキャリアをスタートし、その後ビジネスサイドに転身。FLUXには2021年2月から参画し、現在は採用から組織設計まで人事業務全般を担当しています。 永井様:ポテンシャライトさんにはもともと採用面でご協力をいただいていましたが、今回は人事組織の制度設計という部分でご支援いただきました。新たに制度構築を求めた理由には、自社の成長フェーズが関係しています。制度構築に踏み切った当時、正社員が35~40名を越えたタイミングで今後は経営陣の目が行き届かなくなる可能性を感じていました。そこをしっかり制度でガバナンスしていきたかったという背景があります。 また、採用もさらに加速させていく予定があるので採用から一本の線でつながるような評価制度を構築しようと考えました。その上で当社が目指したのは、バリュードリブンな評価制度です。バリューに紐付いたフラットな評価制度の内容をあらかじめ採用候補者に伝えられれば、スクリーニングのポイントになり、より当社に共感してくれる方を採用できるのではという展望がありました。 人事組織の制度設計と一口に言っても実際は採用と密接な関係を持っていると考えているため、ポテンシャライトさんに継続してご依頼することにしたのです。ポテンシャライトさんは人事組織制度設計のご実績をお持ちでは無かったのですが、私個人の価値観としてあまり人に経験は求めないタイプということもあり、あえてお願いした部分があります。これまでの採用面でのご支援内容やアプローチ方法を鑑みれば、未経験の領域でも適切にサポートしてもらえるのではという信頼感がありました。 ディスカッションを積み重ねた結果シンプルな評価制度が完成
永井様:評価制度を決めるためのディスカッションでは、ポテンシャライトさんがしっかりファシリテートしてくれましたし、状況に応じて他社事例を紹介するといった柔軟な対応もしてくれました。ミーティングでは毎回執行役員を含む経営陣や、バックオフィスのメンバーが合計10名前後参加していたので、ファシリテートはなかなか大変だったのではと思いますが、よく取り仕切ってくださいました。
鷲田様:ポテンシャライトさんには壁打ち相手になっていただいたことはもちろん、一緒に活発な議論ができたことが今の評価制度につながっていると感じています。制度設計のために作成していたスプレッドシートも、タブが膨大な数になっていますしね。ポテンシャライトさんに支援いただいた軌跡を感じますし、ディスカッションを積み重ねたからこそ最終的にシンプルな制度に落とし込めたのだと思います。 2021年3月に完成した評価制度を一度全社総会で発表しました。その後の4月が最初の評価月間だったのですが、実際に運用してみると課題がいくつも出てきて。4月末には経営陣が改善点を洗い出し、GW期間中に修正しました。このあたりは非常にFLUXらしいスピード感であり、ポテンシャライトさんも同じくらいのスピード感でご支援いただいたと感じています。 永井様:基本的に制度もプロダクトと同じで、最初からベストなものを作るのは不可能だと思っています。今後アップデートしてより良いものにしていきたいと考えているので、ポテンシャライトさんには必要な箇所では適宜今後もファシリテーターとして入っていただきたいです。 評価制度をあらかじめ提示することで採用活動がよりスムーズに
鷲田様:実は、私は評価制度を作り上げている最中に入社した立場の人間です。面接の際にどんな思いで評価制度を作っているのかを伺ったことで、FLUXがどんな組織なのかを知ることができましたし、入社の意思決定につながりました。私のように、採用候補者は意外と会社が「どんな評価をしているか」という内容よりも、「どんな思いを持って評価しているか」を気にするんですよね。今回我々が作り上げた評価制度も、採用にダイレクトに影響していくと思います。
永井様:バリュー重視の制度は、候補者のマッチ度を測る以外の効果もあります。例えば採用時点でのオファー金額が低めでも、「今後、こういう取り組みをしてくれればきちんとこの位置まで評価が上がる」と明示することで、採用がスムーズになりますよね。やはり組織を拡大していくタイミングで評価制度を作成できてよかったと感じます。 鷲田様:今後さらにポテンシャライトさんに求めたい部分を挙げるなら、評価制度が最終的にどういう着地になるのかが、最初の段階でもう少し我々を知っているポテンシャライトさんとディスカッションをしていれば、全体的にスムーズ且つよりまとまった形のアウトプットはできたかもしれないなと思っています。 フラットな関係で一緒に走ってくださっているからこそ最終的な資料をどこまで誰が落とし込むのか、当社とポテンシャライトさんの役割が良くも悪くも曖昧になってしまった部分がありました。個人的な反省でもありますが、そこまで一緒に決めて走れたらさらに満足度が高かったですね。 永井様:今回のご支援はポテンシャライトさんも当社もお互い手探りの状態でしたが、一つひとつじっくり考えて進められたのはポジティブな要素でした。その前提はありつつも、評価制度を決めるためのプロセスがもう少し型として決まっていたら、よりスムーズに進んだかもしれません。特に制度設計にかけられる時間が決まっている場合は、スコアリングする部分などを決めておきたいなという感想は抱きました。ここは今後ポテンシャライトさんに期待する部分ですね。 |